THE TOMA LETTER
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毎週土曜の朝配信の少し尖ったニュースレター
複雑な時代をシンプルに生きるための、視点と選択肢を届けます。
「英語ならそれなりにできます」
こういう日本人のほとんどは実際には英語ができない。
英語ができると聞くと、真っ先に思いつくのはTOEICが900点、英検準1級、または英語偏差値75…
これらの指標は年収アップやキャリアの武器になる。それ自体を否定する気は全くない。
ただ、「英語ができる」とは違う。
英語テストで高得点を取る人は東大や早慶に入れるかも知れない。外資企業で働き、丸の内を闊歩し、それなりにお金を稼ぐかも知れない。
でも、実際に「じゃあ明日から海外のチームとこのプロジェクトを進めてね。もちろん、言語は全部英語だからね」と言われると困る人は多いのではないだろうか。
アメリカに来て何十カ国という異なる地域から集まっている人たちと会って気づいたが、日本人の「英語ができる」の基準は、世界基準と比べて圧倒的に甘い。
僕自信、大学受験の過程でそれなりに勉強をして英語の偏差値は42から75になり、TOEICも高校を卒業して受けた時は945だった。
しかし、大学をアメリカで行くことに決めていざダラスの空港に着いた時にはスタバで注文はできないし、誰と話しても何をいっているか一つもわからないし、自分が伝えたいことは一ミリも伝わらなかった。
アメリカに来て8年、日常も仕事も恋愛も、ほとんど全てを英語でするようになった今、自分の中で「英語ができる」の基準は日本基準から世界基準に変わった。
今回のレターでは「世界で通用する、本当の意味で”できる”英語」を身につけるにはどうしたらいいのかについて話していく。
これから紹介する英語はTOEICのスコアで測れるものではない、本当の意味で使える英語。
- ネイティブに舐められない英語
- 世界を舞台にミーティングを、チームをリードできる英語
- 外資企業日本支店を超えて、外資企業の本丸で海外基準で給料を稼ぐための英語
- 外国人相手に「ガイジン」としてではなく、「フレンド」として聞いてもらえる英語
本当の意味で世界を舞台に戦える英語を身につけるための話をする。
「でた。TOEIC批判したがる出羽守うざ。」
と思った人はいつも通り、英語博士の”ネイティブがよく使う表現(間違ってる)” でも読んでもらえればいい。
この文章を通して、TOEIC英語のその先──日本の外、世界で戦える英語力を身につけるロードマップを渡す。
では、どこから始めるのか?
まず日本的な「英語」という概念を破壊するところから始めよう。
日本的な英語の限界
日本で英語は「受験のための科目」として扱われている。
テスト対策の中心は、文法・語彙・読解といった“シンタックス”だ。
その結果、日本での「英語ができる」は、ほぼシンタックスが得意というだけの状態を指してしまっている。
でも、これはあくまで英語という“言語”の一部でしかない。
日本では英語はコミュニケーションのための手段ではなく、勉強する科目の一つとして扱われる。
そして、科目として扱われる英語は文法や語彙といったシンタックスだけに限定されている。(リスニングなどは日本人用に簡単にされている)
ただ、シンタックスはあくまで言語としての英語の一部で全部ではない。
- 使えない英語=シンタックスのみ
- 使える英語=シンタックス+運用力(文脈・文化・人間関係への適応力)
そして、実際に英語で仕事や日常生活を送るのに必要なのが運用力の部分。
たとえば、「海外の上司に報告する」「外国人の同僚と雑談する」「Zoomでミーティングを回す」など、
リアルな英語の現場で必要なのは、単語や文法の正確さではなく、その場に合った言葉選びとノリの良さだ。
それでも日本では「TOEIC高得点 = 英語ができる」とされがちだが、
これは“ペーパードライバー”が「運転できます」と言っているのと同じ。
僕も英語のテストの点数はどれもかなり良かった。アメリカに来た初日にスタバの注文すら通じなかった。
文法や単語は知っていた。でも、「英語を使う力(運用力)」は圧倒的に欠如していた。
日本人が見落としがちな超重要基礎能力
運用力のほかにもう一つ、“できていた”はずのシンタックスの中にも全くもって足りていない部分があることに気づいた。
それが発音の基礎。
日本では語彙や文法、一部のリスニングやスピーキングはテストされるが、英語の発音がテストされることはない。
実は”英語勉強”の効率がよく、点数のいい人ほど発音をすっ飛ばす。
点数につながらない勉強は必然的に省かれるので発音は手がつけられない。
文字ベースでパズルのようにテストの問題を解くためならいいが、実際に外国人相手に話す時に発音がないと困ることが大きく2つ出てくる。
- 相手が自分を聞き取ってくれない
- 相手が何をいっているかわからない
2は意外と意識されていないが、リスニングの能力の弱さは実は発音に起因することが多い。それもそのはずで、帰国子女で昔から英語の音に慣れているなどでない限り自分の中で存在しない音を言葉として聞き取れるわけない。
簡単にまとめると
- 英語は科目ではない。言語であり、ツールである。
- テストで点を取る英語では、現場で通じない。
- 本当に使える英語を身につけるには、基礎に加えて「運用力」が必要。
ここから、「運用力とは何か?」「どうやって身につけるのか?」を話していく。
ネイティブの英語に近づくための鍵、運用力とその身につけ方。
運用力とは “異なるコンテクストで適確な英語を使うの能力”
これは日本語でも友達と話す時、先輩と話す時、会社で同僚や上司と話す時といった感じで異なるコンテクストで使う表現や口調を調節することを考えるとわかりやすい。
要するに、シンタックスという言語の中の論理的な領域を超えて文化的な領域で勝負する力。
この運用力を身につけてネイティブに近づくための訓練を積んでいくことで、本当の意味で使える英語は身に付く。
ネイティブに近づくための3ステップ:
- 基礎を確実におさえる
- 運用力の基礎を身につける
- コンテクストを上げる
この3つの法則に従っていくと、英語の運用力は飛躍的に伸び、ネイティブに近づける。
英語の基礎がわかっているのに話せない、実際に使えないといった人は1または2で止まってしまっていて、3が見えていない。そして、本当の意味でデキる英語が使えるようになるには3に到達し、そこで無限に訓練する必要がある。
少しわかりやすくするためにゲームで例えてみる:
- AボタンやBボタン、十字キーの操作を覚える(=シンタックス)
- 敵にぶつかって死に、踏みつけて倒すことを覚える(=基礎的な運用)
- 1−1 → 1−2 → 1−3… ステージが進むごとに地形や敵が変わる(=コンテクストが上がる)
- 新しい敵には新しい武器や技術が必要で、それを色々試したり上手い人を真似て学ぶ(=高度な運用力)
英語でも同じで:
- 基本操作=シンタックス
- 応用=運用力
- ステージを進める=コンテクストを上げる
- うまい人の真似=最速で攻略するチートコード
僕も、最初はアメリカで語学学校に放り込まれ、そこで発音やイントネーションといった発音周りのシンタックスと基本的な運用力が圧倒的に欠けていることに気づき、発音から徹底的に矯正したことでようやく会話が成立するようになった。
そこからは、アメリカ人の友達・彼女・彼女の家族・教授・面接官・投資家…とどんどんコンテクストを上げていった。
どれだけコンテクストが上がってもやることは一緒だった。
新しいコンテクストに飛び込み、上手い人を見つけて真似する。
自分がその上手い人のレベルになったら一つ上のコンテクストへと移動する。
これで自然と各コンテクストのエキスパートと同じレベルにそのうち追いつく。
そして、コンテクストが上がるたびにどんどんネイティブに近づいていく。
実践的に使える、本当の意味でデキる英語のレベルが上がっていく。
結局、英語は「覚えるもの」ではなく、「使って、慣れて、真似して、磨いていくもの」
「特定の答えや条件下での正解を知っている」よりも「実践的に使える、信頼関係を築けるだけの英語が話せるか」が価値を持つ。
ここで疑問が生まれるかもしれない。
「アメリカにいない自分でも、それできるの?」
答えはYes.
もちろん、海外にいた方が環境として恵まれているし、実践経験を積みやすい。しかし、場所に関係なくこの3ステップを再現することはできる。
ここから先で、誰でもどこからでも実行できる「英語運用力強化へのフレームワーク」を具体的に紹介する。
ネイティブに近づくための3ステップ【実践編】
ネイティブに近づくための3ステップ:
- 基礎を確実におさえる
- 運用力の基礎を身につける
- コンテクストを上げる
ステップ0:流暢な英語を話す理想の自分に対しての解像度を上げる
英語の勉強を始める前に、一つ考えて直して欲しいことがある。
それは「流暢な英語を扱う自分は何をしているのか」
- 海外MBAをとって現地大企業でバリバリ働いて稼ぐ自分
- 多様な国々の人と楽しそうにバーで飲んで場を盛り上げてる自分
- 海外の投資家相手にアイデアをピッチして資金調達する起業家としての自分
なんでもいいから解像度高く、”レベルの高い英語”を扱う理想の自分を思い描いて、これをゴールにする。
テストで高得点を取ることだけがゴールで英語をやっている人にその先はない。
高いレベルで英語を話す人は、英語を使って成し遂げたいゴールも高い。
だから、必然的に追い求め、習得する英語もレベルが高く実践的なものになる。
TOEIC〇〇点って目標は、より盛大でかっこいい理想の自分で上書きしてしまおう。
これが本当の意味で使える英語習得の最初の一歩になる。
さて、ではここからはより実践的な英語の勉強の仕方について話していく。
ステップ1:英語の基本操作を身につける
基本操作、つまり英語の基礎として必要なシンタックスは以下の通り。
- 語彙(ボキャブラリ)
- 文法(グラマー)
- 発音
あれリスニングは?と思ったかもしれないが、このフレームワークではリスニングは次の「運用力を身につける」でカバーする。
語彙と文法
ボキャブラリと文法に関しては特に説明することはない。日本人ならみんな大好き、大学受験英語やTOEICの勉強用に売っている英単語帳と文法書を1冊ずつ全て中身をマスターしてしまえばそれでいい。
ただ一つ言いたいのが「1億人の英文法」のようなネイティブの語感がどうこういっている本は避けてほしい。理由は簡単で、ネイティブの語感を日本語で理解しようとするのがまずナンセンス。
小学校で国語の時間に漢字を習うときに特に深い成り立ちとかは気にしなくても漢字を身につけられるのと同じで、英語の基礎的な単語や文法は「そういうもの」として覚えてしまった方がいいし、楽。
ネイティブの語感云々はこのフレームワークの後半で身につくから心配しなくていい。
個人的に特定の本をおすすめして欲しい人のために僕が使ったものを上げておくと:
- ボキャブラリ:Database 4500・ターゲット1900
- 文法:Vision Quest総合英語
どちらも普通に高校で配られた本のみ。
基礎は基礎。特別なものはいらない。なんでもいいから、基礎の本を1つずつマスターする。
単語をマスターするのに僕がやっていた個人的な方法はこれ:
- 1週間=スプリント
- 1日目に100単語:赤シートを使って、英語→日本語で意味を想起できるかチェック、無理ならすぐに日本語を見て確認・その単語を口に出して発音する。これを100単語すべて一瞬で意味が出てくるようになるまで繰り返す。
- 2日目:1日目と同じことを同じ100単語に対して繰り返す。意味が一瞬で思い浮かぶようになっても20周くらいくらい返す。
- 3日目以降:隙間時間に同じことを同じ100単語に対して繰り返す(ただし、発音はしなくていい)。授業の合間などに繰り返してだいたい毎日20、30周はできるはず
- また次の週に同じことを違う100単語で繰り返す
- 慣れてきたら1スプリントに頭にいれる単語を150とか200語に増やしてみる
こうすることで記憶を司る海馬に毎日相当回数同じ単語をぶつけることで勝手に頭が覚えてくる。なんとなく毎日通勤時に会うおっさんの顔を覚えだすのと同じ理論。騙されたと思ってやってみてほしい。
とんでもない勢いで単語を覚えられる。
TOEICや英検をここで受けるメリット
ちなみに、このレベルの基礎語彙や文法の習熟度を確認するのには英語のテストは割と役に立つ。シンタックスの学習はとにかく退屈なのでモチベーションを保つのが難しい。
そこで、TOEICや英検で高得点を取ることをあくまで語彙力の確認程度で受けてみるのはちょうどいい。TOEICや英検対策の特別な単語帳で勉強せずとも、基礎さえ押さえておけば練習問題をいくつか解いて慣れておくくらいでもかなりいい点が取れるはず。
発音に関して
さて、基礎編で最も重要なのはこれ。なぜかというと、日本の英語教育ではここが蔑ろにされがちだから。
それもそのはずでそもそも日本の英語教師で発音がいいやつなんか見たことない。
ということで、発音は自分たちで身につけるしかない。そして、基礎の中でも発音だけはできる限りネイティブの力を借りた方がいい。
語彙や文法といった基礎といったロジックは論理的な頭があれば理解できるが、発音は感覚の部分も大きいのでネイティブとしての感覚がある人から習った方がいい。
方法としては2つ:
- ネイティブの発音矯正コーチとのレッスンを受ける
- ひたすら自分で練習する
1の場合はネイティブ(帰国子女を含む)のレッスンなら間違い無いはず。僕は受けたことはないが、アメリカで語学学校にいたときに休み時間に先生に見てもらえたので、ある種のコーチングを受けていたことになる。
でも、ネイティブのコーチングにお金を払いたくない、そんなのみつからないといった人は自分で練習する手もある。僕自身、語学学校に通ってはいたものの、実は発音のほとんどはYouTubeのRachel’s Englishというチャンネルの動画を毎日何時間も見て練習することで身につけた部分がかなり大きい。
具体的にやっていたことは:
- 自分が明らかに発音できない、または聞き取れない音を調べてその音の発音の仕方のYouTube動画を探す
- 動画で解説されている舌や唇の動かし方を見ながら実際に試してみる(実際に手鏡でチェックしていた)
- ネイティブの先生に会った時に実際その音を出せてるか聞いて、出せるようになるまで1~2を繰り返す
こんなかんじ。3はコーチがいればそれに切り替えていいし、今となってはAIを使った発音矯正アプリなどもかなり性能がいいのでそれを使ってもいい。
1で動画を探す際はアメリカン・ブリティッシュなど話したい英語のものを探せばいいが、オーストラリアなどは特殊なので、よほどの変わり者でない限りはアメリカン、どうしても英国がいいならアメリカンにすればいいと思う。
ちなみにアメリカではブリティッシュを話すとモテて、イギリスやヨーロッパの人はアメリカンイングリッシュを好む人が意外と多い(おそらくないものねだり)。
この段階での発音のポイントを挙げておく:
- 完璧でなくてもいい(ぶっちゃけLとRの聞き分けとかはわからなくてもいい)
- とにかく単語レベルでの音が聞き取れるようになればいい
あくまでまだ基礎の段階。とにかくAからZまである程度音を聞き取れて発音できればそれでいい。
**以前はRachel’s Englishのウェブサイトでa~z全ての音を一つ一つ解説している動画が無料だったのに、今は一部無料に切り替わっていました。とはいえ、彼女の動画は参考になるものが多いのでここに貼っておきます。中でもPractice American Sound的な動画は個人的には見まくりました。
ステップ2:運用力を身につける
運用力というと抽象的なので、もう少し具体的にすると:
- 文章を作って話す力(基本的な英会話)
- リスニング
この2点を身につける。
感覚としてはよくいう「中学生英語でもいいから話せればいい」くらいかそれより少し上のレベルを目指せるといい。
ここで一つルールを課すと、これ以降は基本的に日本語で学習するのをやめること。
このレベルから日本人が思う『英語』を抜け出す必要があり、そのために最も早いのは日本語のリソースを当てにするのをやめること。
でも、「日本語の方がニュアンスがわかりやすい」とか「日本人から学ぶ方が共感できる」とかいう感覚は捨てた方がいい。過去の自分も周りの人を見てきてもそうだけど、英語のリソースを使って英語を運用する力を身につけている人は明らかに英語のレベルが高い。
これは日本で英語を勉強した人でもそう。留学なしで英語が流暢な人を何人も知っているが、共通点は英語で英語を勉強していること。逆にいえば、僕もアメリカに来てからも英語で英語を聞く、話す(使う)ようになるまでは全然英語が伸びなかった。けど、リソースを英語に切り替えてからは飛躍的に伸びた。
では、どうやって運用力を身につけるか?これがとんでもなく単純で、一言でいえば
インプットとアウトプットを極力英語にする
さらに具体化すると
- 携帯の言語を英語に変える
- ニュースでも娯楽でもYouTubeやTikTok、テレビドラマ、映画など情報のソースを英語に変える
- 外に出て(またはオンライン上で)外国人と英語で話す/テキストで話す
これに限る。
この時点で語彙や文法、発音といった基礎があるから文は作れるはず。
ここから必要なのはYouTube動画や現実の会話からリアルな英語表現を切り取って、真似して、次の会話の中で自分のものとして使う練習。
このレップを重ねることで次第に自然と考えなくても文章を作れるようなる。
「ネイティブの話し方100選をシャドーイングしまくる」とか「映画のセリフを何度も聞いてディクテーションする」とかよくTwitterで流れてくるようなコツを期待していた人には残念かもしれない。
僕が紹介した方法は最もつまらなく、泥臭く、大変で、面倒で、やりたくないと思うようなものかもしれない。
ただ、世界で通用する英語はそんなに甘くない。ただ、このつまらなくて大変なレップを重ねた人は確実に一生使える「英語の運用力」を身につけれる。
とはいえ、僕も経験者なので少しでもこのプロセスを楽しく続けやすいようにするTipsをいくつかシェアしておく。
いい加減、〇〇詞がとか△△構文がとかの思考は捨てる
英語で情報をインプットしだすと、基礎編で文法書で見た表現とは違った文章は出てくる(特に新聞の見出しや広告など文字数に限りがあるとき)。
無理してわからない長い映画を見るくらいならYouTubeで好きなジャンルの動画をみる
人にもよるが、アメリカの映画やドラマをつまらないと思う人は多い。そして長い。
そういう人はテックやガジェット系やメイクアップなどなんでもいいから興味があって自分がいつも日本語で見ているジャンルの動画の海外YouTuberの動画を見てみるといい。
編集はさらに豪華で情報も新しいことが多いので結構面白いし、映画よりリアルな表現を聞ける。英語なら質の高い字幕をYouTubeが勝手に作ってくれるのでおすすめ。
外国人と話すハードルを下げる方法
日本にも必ずある外国人が集まってる場所に行ってみるといい。バーでも、お茶会でも、ワンピースカードバトル大会でもなんでもいい。
同じような趣味を持っていてかつ外国人が集まっている場所に行けば友達はできやすい。
日本にいると外国人と話すハードルが高いと思うかもしれないが、日本にいる外国人の方が、白人至上主義が強いアメリカの地域にいるアメリカ人より日本人に対して友好的で友達は作りやすいってのが事実。
ビビらず行って話しかけてみるといい。お金を払ってもいいなら、ネイティブの英会話講師または相手を作るのももちろん手段としては良し。
ステップ3:ひたすらコンテクストのレベルを上げてネイティブに近づく
序盤に話したように、基礎と運用力を身につけたらあとはひたすらコンテクストのレベル、つまり環境をレベルアップさせていく。
繰り返しになるが、フォーカスすべき点は:
- 各コンテクストでロールモデルを見つける
- ロールモデルを真似する
- ロールモデルのレベルにたどり着いたらそのレベルを抜けて次に進む
このレベルに来た人に英語に関して具体的なアドバイスをする必要はないと思うので、英語以外での激励を具体例を用いてあげておく。
次のレベルに進もうかなと思う時には必ず不安になる。
けど、英語の面で心配する必要はない。基礎と運用力、そして真似して自分のものにするトレース力があれば必ず自分の英語もそのコンテクストで順応する。
僕自身、学生の時にいくつかこういった瞬間が会った。
- 企業と協力しつつ、他のアメリカ人学生を引っ張ってプロジェクトを進めるリーダーになるとき
- 自分のビジネスアイデアを投資家やお偉いさんが集まっている中でマイクで壇上でピッチするとき
毎回思った
「英語以外は大丈夫そうだけど、俺の英語で大丈夫かな」
結果として「まぁ、なんとかなるやろ。」と思って初めて、必死でロールモデルをトレースした。
するとやっぱり、なんとかなった。
コンテクストは人それぞれかもしれないが、感じる不安は似たようなもん
「俺の・私の英語で大丈夫かな」
こう感じる時こそ自分の英語力を上げるまたとないチャンス
思い切って飛び込んで仕舞えばいい。Good Luck!
以上が今の僕が思う多くの日本人が見ている狭義での英語を飛び越えて、世界で通用する英語を身につけるための方法です
英語をテストの項目でなく、言語として、世界を理解するための新しいレンズとして身につけると、冗談抜きで全く新しい世界そして機会がひらけてきます。
言及したように英語をマスターしようと思うとキリがないですが、少しずつコンテクストのレベルを上げていくことで自分のレベルも上がっていきます。僕もいまだに毎日のように新しい表現にあってレベルアップしています。
日本の中で外資で年収数百万上げるためだけでなく、日本の外で世界を舞台に挑戦した人に届くといいなと思います。
それでは、また
Toma